子どもの笑顔に国境はない(9)

ベトナムから子どもたちがやって来る!

「ドラえもん」を一緒に歌う (八幡市内A小学校)

「ドラえもん」を一緒に歌う (八幡市内A小学校)

 2003年の7月に、ベトナムタインホア省のディエンビエン第二小学校(「小学校を贈る会」が建て替え費用の募金活動を行ない、建設費の一部に充てられた)から、2人の先生とベトナム日本友好協会の方をお迎えしたことについては既に触れましたが、2005年には、今度は小学生を日本に招待することになりました。

 これは、日本ベトナム友好協会大阪府連合会が企画したもので、2004年の12月に、ディエンビエン第二小学校を訪問した際に、招聘状をお渡し、この事業をスタートさせました。

 この事業は、「ベトナム子ども大使歓迎事業」と称し、小学生男女それぞれ2名と引率の先生2名を招聘して、日本とベトナムの子ども同士の交流を図るのがねらいです。

 ベトナムでは、6月から夏季休業となりますので、日本ではまだ授業のある6月下旬を招聘期間としました。

 日程は次のようです。

  6月26日 関西空港着、友好協会訪問、歓迎交流夕食会

     27日 京都府八幡市内小学校訪問、同八幡市内中学校訪問

     28日 滋賀県東近江市内小学校訪問

     29日 大阪見学、ベトナム総領事館訪問

     30日 大阪見学

  7月  1日 四條畷学園小学校訪問、奈良見学

       2日 帰国

1 八幡市内小学校訪問から

「また一緒に遊びたいな」

 「ベトナム子ども大使」が最初に訪問したのが、八幡市内のA小学校でした。

 A小学校では、3年生の児童2クラス約50名との交流を行いました。「子ども大使」、引率の先生(副校長)、通訳、日本ベトナム友好協会会員からの自己紹介の後、ドラえもんなどの歌を歌って歓迎しました。

 以下は、「子ども大使」来日を報道した8月12日付け毎日新聞からの引用です。

 A小では、3年生にベトナムの民俗玩具を紹介したほか、竹馬やフラフープなどで一緒に遊んだ。「子ども大使」の全員が、外国訪問は初めてだったが、たちまち溶け込んだ。おみやげのベトナム児童のシンボルスカーフを巻いてあげると、日本の児童は、「かっこいい」「一緒になった」などど喜んでいた。

 4年生のホアン・フォン・ニュンちゃん(12歳)は、「日本のお友だちはみんな優しかった。また何度も会って一緒に遊べるようになったらいいな。」と話した。A小3年の家村葵ちゃん(8歳)も「ベトナムのみんなともっと仲良くなりたいです。」と話していた。

 引率役のホアン・ティ・ロアン副校長(42歳)も「日本の皆さんの支援で、戦争の影響で長く苦労を強いられた小学校教育が大いに改善され、今また新しい世代の交流につながった。日本の小学校の『元気』を学ぶと共に、平和の証として末永く行き来したい。」と語った。

小型の民俗楽器「竹琴」の紹介 (八幡市内A小学校)

小型の民俗楽器「竹琴」の紹介 (八幡市内A小学校)

フラフープで一緒に遊ぶ (八幡市内A小学校)

  フラフープで一緒に遊ぶ  (八幡市内A小学校)

2 八幡市内中学校訪問から

「もっといろんな国のことを知っていきたい」

歓迎の拍手の中を入場 (八幡市内B中学校)

歓迎の拍手の中を入場(八幡市内B中学校)

 同じ日の午後からは、同市のB中学校での交流となりました。1年生の学年通信をもとに報告します。

ベトナムとの国際交流

 6月27日(月)の午後、ベトナムから4名の児童と2名の先生がB中を訪問され、1年生が歓迎会を行ないました。

 あいさつのあと、先ずは1年生全員が歓迎のリコーダー合奏と「うわさのドンキホーテ」の合唱を行いました。ベトナムではリコーダーを習わないそうで、とても喜んでいただきました。

 次は、男子剣道部員による模範演技。なかなか迫力があってかっこよかったです。ベトナムの方たちも、大きな目をして見ておられました。

 続いて、地域の方にご協力いただいて、琴と尺八の演奏。これは、「はじめて聴いた!」という生徒も多く、ベトナムのみなさん達も含め、楽しんでくれたようです。その後はお互いに質問をし合って、交流を深めました。

 こちらからは、日本地図などをプレゼントし、ベトナムの皆さんからは、彫刻を施した木製の花びんをいただきました。体育館の中は暑かったのですが、みんなよくがんばっていたと思います。

 「他の国のことってあまりよく知らない」のが実情です。このあと、在学中にどれだけチャンスがあるかはわかりませんが、こういう機会を通して、少しでもお互いに理解し合うことができればいいですね。

生徒たちの感想

 ベトナムの人が日本語であいさつをしてくれて、うれしかったです。しっかり質問にも答えてくれて楽しい1日でした。ベトナム語はわかりませんが、きっと、気持ちがしっかり伝わったと思います。今日の交流会で、ベトナムの人を初めて見て、少しベトナムの人のことがわかりました。それに、最後に日本語であいさつをしてくれて本当にうれしかったし、交流がいい思い出になりました。

 日本にはないめずらしい遊びを教えてくれて、とっても楽しかったです。学校のことも、日本とは全然違ってびっくりしました。この2時間、とってもいい勉強になりました。もっといろいろなことを知りたいと思いました。

 ベトナムの人たちと交流をして、お互いの国のことが少しわかったと思う。この交流を通して楽しかったし、いろいろわかってよかった。またこんな交流をしたいと思うし、もっといろんな国のことを知っていきたいと思う。ベトナムの子たちが日本語をきちっと勉強していて、すごいと思った。また、日本に来る機会があれば来てほしいし、他にももっと日本のことをわかってもらいたい。

記念撮影 後列右からHOÀNG THỊ LOAN副校長先生、LÊ THỊ CÚC副校長先生 前列右二人目からHOÀNG PHƯƠNG NHUNGさん、LÊ NGỌC ANHさん、NGUYỄN MINH ANH君、NGUYỄN TUẤN LINH君 (八幡市内B中学校)

記念撮影 後列右からHOÀNG THỊ LOAN副校長先生、LÊ THỊ CÚC副校長先生 前列右二人目からHOÀNG PHƯƠNG NHUNGさん、LÊ NGỌC ANHさん、NGUYỄN MINH ANH君、NGUYỄN TUẤN LINH君 (八幡市内B中学校)

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