子どもの笑顔に国境はない(6)

課題3 「5歳の誕生日をおぼえていますか?」

白地図を使って「5歳未満児死亡率」の地図を作る

白地図を使って「5歳未満児死亡率」の地図作り

 課題1と同様に、ワークブック巻末の白地図を刷り増しし、この地図に「5歳未満児死亡率」が1000人中200人以上の国には赤色で、10人以下の国には青色でマークしていきました。学習形態は、同じく班学習としました。

 ◎さいしょ、5才みまんの子どもが、こんなに死んでるなんて思っていませんでした。とくに多かった所は、「シエラレオネ」という所で、1000人のうち316人でした。私は、「こんな国があったんだ。」と思いました。それに、その国は、5才みまんじ死ぼうりつのじゅん位が1位でした。私は、「すごい人が死んでいるんだね。」と思いました。それにくらべて、日本なんて4人しか死んでいませんでした。
 次の時間に、10人いかの国を調べました。今度は41か国もありました。(ひろこ)

◎アフリカ大りくのところにかたまっていました。5才みまんじ死ぼうりつで10人いかの国では、ヨーロッパが多かったです。わたしのよそうとおんなじでした。(あんな)

◎わたしは、またアフリカ大りくに多いことがわかりました。アメリカ大りくとかアジア大りくは、あまりなかったけど、アフリカ大りくの5才までの子どもが、5才まででなくなるのはなぜなのかと思いました。(さち)

◎ぼくは、アフリカ大りくの子どもたちがいっぱい死ぼうしているんだなと思いました。アメリカ大りくは、1国もなかったので少ないんだろうと思いました。ぼくは、読み書きできない人もアフリカ大りくにいっぱいいて、死んだ人も多かったのでなんでかなと思いました。(かずひろ)

 子どもたちが驚いたり新たに発見したりした事柄の中で、特に大切にしたいと考えたのは、何人かの子どもたちの「読み書きできない人もアフリカ大りくにいっぱいいて、死んだ人も多かったのでなんでかなと思いました。」という疑問でした。そこで、小学3年生には難しいと思いましたが、急遽次の課題を取り上げました。

課題4 アフリカが貧しいわけ〜アフリカの歴史を知ろう

『ユニセフと世界のともだち』の32ページの学習

32ページ『ユニセフと世界のともだち』の学習

 この課題を考える資料としては、1870年と1914年のアフリカの地図(列強の植民地分布図)を用意しました。また、『ユニセフと世界のともだち』の32ページ(「地球上にある貧困」、「貧富の差はいつから?」)を学習資料として使いました。この学習は、案の定難しかったようでしたが、子どもたちは下記のような点に気づいたり、感想を持ったりしました。

 ◎地図を見てわかったこと

いっぱいたてのぼうのしるしのイギリスがあった。百三十三年前のイギリスは土地が少なかったけど、八十九年前のイギリスは土地がたくさんあった。(めぐみ) 

◎話を聞いてわかったこと
今日のそう合の勉強で、「まずしい」という言葉は、土地をとられたり、安くはたらかされたり、どれいにされたり、自分たちで作れないで買わされたりすることだとわかりました。(あんな)

1870年と1914年のアフリカの地図(列強の植民地分布図)

1870年と1914年のアフリカの地図(列強の植民地分布図)

課題5 病気にかからないために

 この課題も世界の白地図を使って、色分けすることで学習を進めていきました。また、ユニセフから筆者個人に送られてきたユニセフ事務局長キャロル・ベラミー氏からの手紙を印刷し配布して用いました。「たとえば3000円で409人の子どもの命を救う方法があります」というメッセージを基に、経口補水塩のこと、予防接種のこと、母親への育児指導のことに触れて学習しました。

続きを読む

Leave a Reply